(上の写真はお祭りではなく日常の交差点風景ですから。)

ベトナムのハノイ市は極めて平坦な街なのですが、バイクの多さと交通ルールの無さが致命的。ついでに道路もガタガタ。市内交通事情は最悪な部類に入るハノイで、果敢にもリカンベントで走り回る状況を綴ってみます。
また、いろいろ走ってみて自転車で走りやすい道などもご紹介できればと思ってます。
(追記)
走り始めて1年経ちますが、ここハノイ、市街地を除けば日本よりも自転車に向いた土地かもしれません。
1.近年の道路整備が郊外に向けて実施されており、道路状況は悪くない。
2.信号が大変少なく、ストップアンドゴーが少ない。
3.ハノイ自体が河川デルタにあるため、アップダウンが少なく快適に長距離を走ることができる。

ま、日本のようなサイクリングロードなるものはございませんので、バスやトラックから、バイク、自転車、果ては水牛や鶏までが歩き回る道ですが、ある意味日本よりも「SHARE THE ROAD」が実践されているかもしれません。笑

2015年9月13日日曜日

紅河(レッドリバー)を渡し船で渡る50km

行ってきました。渡し船。



今回は初の渡し船チャレンジということで、ウチの会社のスタッフ(Trinhさん)に同行をお願いしました。
朝4:45ごろにウチを出発。いつもの川沿い道路を北上し、市場の前でいつも通り天秤抱えたおばちゃんを軽やかに避けて、5:30で待ち合わせポイントまで急ぎます。
それにしても、最近ハノイも涼しくなってきて、自転車で走るにはいい季節になってきている気がします。(今年の夏が暑すぎたという話もあります。)

予定では待ち合わせ場所まで30分で行ける予定だったんですが、40分かかってしまい、休憩もなくそのまま川沿いの堤防を西へ。
予定していた渡し船乗り場のかなり手前でTrinhさんが急に堤防を川側に下っていきました。どうやらここにも渡し船乗り場がある様子。
 目印くらいつけておいてほしいよな。これはジモティ―しかわからない…。

渡る前に休憩しようと思ってたのに、もう今にも出発しそうなくらいおばちゃん満載です。
もちろん、運行ダイヤなどはありません。だいたい人が乗って、燃料代よりも料金合計が多いかな、と船頭さんが思ったタイミングが出発です。

朝から買い出しをしたおばちゃんチャリンコ部隊(おおよそ20台ほどのチャリ)の中に紛れて離岸です。
このノンラー(藁帽子)がベトナムっぽいですよね。
なんか、いろいろ話しかけられましたが、もちろん何一つわかりません。
川はユッタリ、かつ滔々と左から右に流れていきます。大きな船も行き来していますが、それ程混雑もしていないので、ほぼ目的地に向かって真っすぐ進んでいきます。

到着後、おばちゃんは慣れたもので、さっさと降りて、そのまま泥道を進んでいきます。こちらはお金払っていないかったので、2台分、10,000ドンを支払い泥道へ。


初めての泥道...。
リカンベントはこういう道は走っちゃいけないですな。
リアタイヤは横滑りするし、前からトラック来るし...。

怖い。怖すぎる。

出来るだけ平坦な、泥の少ない場所を走っては、泥水たまりの前で降りて押すというのを繰り返して、何とか対岸の堤防までたどり着きました。

見事にクリートの隙間に泥が詰まって、ペダルに噛まない…。ガチャガチャやりながら走っていたら左足だけ噛んだので、左足のみクリップした状態で堤防を走ります。
路面は田舎道なので、よくないのですが、ハノイ市内に比べりゃ雲泥の差の走りやすさ。途中、鶏や犬のアタックを受けながら、タンロン橋の下をくぐって、小さな町を抜けたところで休憩です。

ベトナムではどこでも飲める、お茶に氷をいれたものを2杯のみ、持ってきたアンパンを食べてそのままニャッタン橋へ向かいます。

ここのあたりまで来ると、よく通るルートで道の心配もありません。
橋を渡る前に、今日案内してくれたTrinhさんにお礼を言って、橋を渡ったところでお別れです。

そのまま、川沿いの道に合流して帰途を急いだのですが、この川沿いの道、信号が多い…。
ついでに交通量も多く、ストップアンドゴーが大変。北方面は川沿い道路もそれほど信号がないのですが、南方面はハノイ市中心部に面している車線なので、合流する道が大変多い。

この道、南向は実は走りにくいことを知りました...。

総計、ほぼ50km。結構走ったものの、先週のような無理な走りをしなかったことと、途中の補給食を持参したことが幸いしたのか、疲れはほとんどなしです。よかったよかった。

来週は牛乳の産地、Hoa Lacに向かって、高速道路を走ってみようかと企んでいます。
凡そ総計70km、かな。準備しないと、ですね。

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