(上の写真はお祭りではなく日常の交差点風景ですから。)

ベトナムのハノイ市は極めて平坦な街なのですが、バイクの多さと交通ルールの無さが致命的。ついでに道路もガタガタ。市内交通事情は最悪な部類に入るハノイで、果敢にもリカンベントで走り回る状況を綴ってみます。
また、いろいろ走ってみて自転車で走りやすい道などもご紹介できればと思ってます。
(追記)
走り始めて1年経ちますが、ここハノイ、市街地を除けば日本よりも自転車に向いた土地かもしれません。
1.近年の道路整備が郊外に向けて実施されており、道路状況は悪くない。
2.信号が大変少なく、ストップアンドゴーが少ない。
3.ハノイ自体が河川デルタにあるため、アップダウンが少なく快適に長距離を走ることができる。

ま、日本のようなサイクリングロードなるものはございませんので、バスやトラックから、バイク、自転車、果ては水牛や鶏までが歩き回る道ですが、ある意味日本よりも「SHARE THE ROAD」が実践されているかもしれません。笑

2016年1月3日日曜日

走り初め ソロ朝練 Bac Ninh 55km

ちゃかばっ!

あけましておめでとうございます。
ベトナムは旧正月を祝うため、新年感がほとんどない、というかもしろ年末な雰囲気のハノイでございます。



今年もしっかり走るぞということで、新年とはおもえない暖かい気温の元(とはいいつつ、15度前後ですが)暗い中を走り出します。
本日はソロツーなので、ペースも上げめに、道路散水車の攻撃も避けながら東に向けて走ります。進むは、国道1号線。東北東に中国国境まで伸びる道です。

今回の初取り組みは、ちょっとスゴそうな「排気弁付き使い捨てマスク」を付けての走行です。
トラックやバスの後ろで苦しんでいた状況を打破する、スペシャルツールになりえるか!?
単なる使い捨てマスクじゃありませんぞ。排気弁がついてます。何かすごそうです。
ゴムも耳にかけるタイプではなく、頭の後ろまで回すタイプ。期待できます。

1時間ほど走って、25km程度先のBac Ninh市に入ったあたりで、駆動部分から「カタカタ」音鳴りが出だしまして、また例のアイドラーねじが緩んだかな、と休憩兼ねてフォー屋さんに入ってみました。
薄手のウインドブレーカーを着ていたのですが、これを脱いだら体中から湯気です。隣にあるフォーのスープが入った寸胴に負けてません。笑

フォー(Pho)は大抵どこでも食えるのですが、ここのPhoはPho Trauという看板で、単純に考えるとTrauの入ったPhoということ。Pho Bo(牛肉のフォー)やPho Ga(鶏肉のフォー)はよく見かけるのですが、Trauとは何ぞや、という疑問を残しつつ、珍しいので試してみます。



ちょっとピンボケですが、おばちゃんが中華包丁で何かの肉をバンバン叩いてます。
これがフォーに入るんでしょう。たぶん。

写真撮る前に、ちょっと食べてしまいました。これがそのフォーチャウなんですが、スマホの辞書で意味チェックをしたところ「水牛」でした…。

ま、でも、食えなくはない。臭みもない。ただ赤身がダークな感じ。あと、牛に比べて硬いかな。
とくに衝撃的な味でもなく、特に美味でもなく、番組的にはコメントしずらい状況でフォー屋さんを後にします。ちなみにお値段は3万丼。(170円くらい)です。

Bac Ninhの街並みを後に若干南下をして、国道1号線(新道)をハノイに向けてひた走ります。この国道1号線、幹線道路で、路肩も広く、道も新しいので大変走りやすい道路です。
ただ、お店は並んでいませんので休憩ポイントがありません。(日本の高速道路のイメージ)
実はこの高速道路、AH1(Asian Highway No.1)の一部でもありまして、東は首都高の日本橋にある道路元票を東端とし、トルコのイスタンブールを越えてブルガリア国境を西端とする道です。

この先に日本橋JCTがあるかと思うと、何かワクワクします。(もちろん陸地でつながってませんから、自走はできませんけどね。笑)

ただ、前半飛ばしすぎか、結構足を使ってしまったようで、このころには足が重くなってきました。チョットしたのぼりでも視覚より先に足でわかる感じです。
やはり、今の自分はロングライド時には平均25km/h以下に抑えておかないと、厳しいんだなと実感です。鍛えねばです!

途中トイレ休憩(トイレなんかありませんが、一応トイレ休憩と言っておきましょう。)を取りつつ。南下しホーチミン方面に伸びる国道1号にお別れをして、イオンモール方面に北上します。

このあたりでマスク問題が出てきました。
寒くはないものの15度少々の気温の中走行してまいりましたが、マスク内面は呼気による水滴で通気が極めて悪くなり、上り坂のたびに苦しすぎてマスクを外さざるを得ないという状況になっておりました。自転車に乗るには、気温の低い時にはお勧めできず、かつ排気弁1個は厳しいかもです。

このころには結構へたばってきている大腿に鞭を入れながら、なんとかイオンモール前に到着。このあと、レッドリバーを渡るVinh Tuy橋への上り坂に備えて、タバコ2本休憩です。
若干の大腿復活を見て、まったりとVinh Tuy橋を上り、それでもマスクは苦しく、マスクをずらして橋を渡り切りましてハノイ市街に突入です。

(ハノイ市街からVinh Tuy橋を望む)

川沿いの道路は橋からの下りの勢いでバイクと並走、最後の足を振り絞り、40km/hを何とか保ちながら帰着です。

今年も自転車、頑張ります。
2月には一度Hai Phongまで自転車で行ってみたいものです。