(上の写真はお祭りではなく日常の交差点風景ですから。)

ベトナムのハノイ市は極めて平坦な街なのですが、バイクの多さと交通ルールの無さが致命的。ついでに道路もガタガタ。市内交通事情は最悪な部類に入るハノイで、果敢にもリカンベントで走り回る状況を綴ってみます。
また、いろいろ走ってみて自転車で走りやすい道などもご紹介できればと思ってます。
(追記)
走り始めて1年経ちますが、ここハノイ、市街地を除けば日本よりも自転車に向いた土地かもしれません。
1.近年の道路整備が郊外に向けて実施されており、道路状況は悪くない。
2.信号が大変少なく、ストップアンドゴーが少ない。
3.ハノイ自体が河川デルタにあるため、アップダウンが少なく快適に長距離を走ることができる。

ま、日本のようなサイクリングロードなるものはございませんので、バスやトラックから、バイク、自転車、果ては水牛や鶏までが歩き回る道ですが、ある意味日本よりも「SHARE THE ROAD」が実践されているかもしれません。笑

2015年8月23日日曜日

タンロン橋→ニャッタン橋→ホータイ30km

日曜日は午前5時から、ルートを少し変えて30kmライドに行ってきました。
前日の夕方、携帯電話を知り合いの車に忘れまして、携帯なしで臨んだので写真がありません。
同行者が例のMapMyRideアプリでトレースした情報を下に貼っておきます。
シプチャの南にある東西に走る通り"Nguyen Hoang Ton"は、5m程度の幅の道路ながら、交通量は多く、平日はからり走りにくいのですが、5時台であれば比較的快適に走れることが分かりました。できればシプチャの中を抜けたいのですが、できるかどうかは今後試してみます。

今回、初めてタンロン橋を渡りました。ロンビエン橋よりは路面は安定していて走りやすいのですが、やはり緊張が半端なく、あまり走りたいルートではないですね。特にリカンベントだと緊張します。橋を渡り終わっての東向の道路は快適ルートです。いわゆるベトナムの一般的な道路、です。生活臭もあるものの、道路幅は広く、走りやすいです。

その後は南に向かってニャッタン橋を渡りましたが、橋ではこのルートが一番快適ですね。できたばかりなので、路面は最高。そのままホータイを時計回りに回るルートに入るのですが、サイクリングルートではなく、車のルートを走ります。こちらの方が実は走りやすい。

最後はいつものホータイ南岸ルート。7時ごろになるとカフェもお店を開けるので、最後の休憩ポイントとしては最高です。池を見ながらベトナムコーヒーを楽しんで、本日終了。

もう1名同僚が自転車購入するとのことで、次々週あたりは3台での早朝サイクリングになりそうです。

2015年8月17日月曜日

ハノイ市北部約30㎞ 国道5号線ルート ニャッタン橋 → ロンビエン橋

日曜日早朝5時出発、と行きたいところが、見事に2度寝しちゃいました。
実は、先週MTBを購入した同僚を連れて、「じゃ、明日、5時な!」と清々しく宣言したにもかかわらず、寝坊ですよ...。(ごめんなさい。ごめんなさい。)

ニャッタン橋から時計回りにロンビエン橋まで抜けるコースを走る予定で、5:40出発です。
すっかり明るいじゃないの。暑くなるじゃないの。誰が悪いの...。私です...。

まずは、例の西湖(Ho Tay)の脇を時計回りに抜けて、そのまま空港に抜ける新道に入ります。
ここで、MTBデビューなTさんに「Ho Tay一周にしとく?それか橋渡っちゃう?」と確認。
勿論、橋渡っちゃうとの回答で、そのまま日本ODAの作品、日津(Nhat Tan:ニャッタン)橋へ。

朝からたくさんの人が橋の途中に陣取って、涼んでます。
先日は薄暗いところを走ったので、あまり観客からの反響が無かったんですが、すっかり明るいので、走り抜けたあとから笑いが聞こえてくる...。やっぱし変な自転車なんですよね。うん。

そのまま橋を渡りきり、長い下り坂を目いっぱい漕いでみる。確かに向かい風の抵抗が小さいです。風に負けてる感が少ない。

渡り切って右折で国道5号線に入ります。この道も最近できたので、比較的きれいです。
ただ、道路のペイントも新しいのでしっかり段差を保っており、ガタガタがつらい。

ひたすら南東に走り抜け、何かしらの橋を越えます。(名前は、たぶんあるんだろうが、知らないな。)
ここらの川は運送に使われているので、そこそこのサイズの船が行き来する前提で橋が作られており、橋を渡るのは、ちょっとした峠越えです。笑

嘉林(Gia Lam:ザーラム)近辺にくると、この国道5号線、工事中で、片側3車線が両側2車線に一気に圧縮...。そこにバイクやトラック、車が集中。ワヤワヤ状態です。そんなところ、リカンベントは大嫌いです。でも、おかげさまで、バランスの取り方はうまくなった気がします。ははは。

ここから龍辺(Long Bien:ロンビエン)橋に向かいます。
ちょっとした街中を走ることになりますが、案の定橋の手前で猛烈な坂が待ち構えておりました。一番軽いギアで足を着いたら負けだと言い聞かせて、必死で登り切りました。
これがロンビエン橋なんですが、真ん中を線路が走っており、その両脇に車1台分程度の幅の道があります。ここを渡るわけですが、路面の悪いこと...。バランスを保つので必死ですし、バイクは左をガンガン抜いていくし。と思ってたら、正面でバイク停まってるし。左によって避けたいが、後ろからガンガンバイクがぬいていくから抜けないし。こんなところで足着いたら、次、走り出しでコースアウトしそうだし…。
欄干はあってないようなもんです。欄干にぶつかったら3割くらいの確率で下の大河に飲み込まれる自信がありますっ! そんな場所で今回導入したサウンドシステムから流れていた曲は偶然にもVan Halenの「Jump」。なんでやねん!

二度とこの時間帯にこの橋は渡るまいと誓ったのでした。ホンマに怖い。次回は逆回りにしよう。

そのころには7時も過ぎて、バイクの河がそこかしこの小道を流れている状況。
果敢にリカンベントでアタックせざるを得ないです。ほんま、交通量の多い場所に向かない自転車です。でも、かなり練習になってます。
何とかバイクと一緒に走って無事帰宅。今回は転倒なし!!怪我もなし!
一緒に行ったTさんはケツ痛で、ちょとブルー。サイクルジャージを早々に買うことを薦めておきました。

2015年8月9日日曜日

西湖デビュー (Lake Ho Tay)

今日も4時半起きです!

何か先日の公道デビューで調子に乗った感じ。
走り出すと、いつもより自転車やバイクが少ない「気」がする。

行ける気がする。笑

チョット遠出してみますかね。
漕ぎ始めて気付いたのは、ハンドルの切れ込みが体を倒すよりも急激に切れ込む感じがする。
これは気をつけねばですな。

ちょっと北上して、ハノイ市内にあるホータイ(西湖)の湖岸を回ってみることにします。一周おおよそ14kmです。
ここは、ハノイの地元のチャリニスト(お散歩がてらに朝から自転車で出てくるオッサン、オバサン)に大人気のルート。結構な数の自転車が走ります。

今日もそこそこの数が出ているものの、ま、行けなくはない気がするな。
ゆっくり走ることにして、適当にペースが同じようなMTBの後ろについて走ります。

とにかく止まらないように、ギアも若干軽めでクルクル走ります。
時々、無謀なバイクやタクシーが横を抜けていきます。また無謀は自転車やバイクが合流してきます。(ほんとにわけわからないんですが、ハノイアンは脇道から合流してくるとき、確認をしない。わざとじゃないかというくらい確認しない。で、ぶつかりそうになるので急ブレーキ。ま、ハノイアン同士だと、合流が見えたらしっかり減速するんですよね。優先交通という観点は一切ないです。)

今日は走り出す前にミラーの調整も済ませたので、後ろもしっかり確認できて安心です。
ゆっくりペース(多分15km/hくらいかな)でボチボチ走ります。

湖の北部まで行くと、蓮を育てているエリアがあります。ベトナムの国花は蓮の花。蓮の茎はレンコン。そういえばよくレンコン出てくるなと思ってたら、これって蓮だわな。笑

老若男女がいろんな自転車(種類というより、最近の高いモデルから、さびさびのボロボロ自転車までということ)でお散歩しています。
もちろん、じぃちゃん、ばぁちゃんもランニングに短パンで走ってます。

同ルート、実はそれほど広い道でもなく、場所によっては1車線ぶんしかありません。そこに車も入ってくるので、すれ違いはドキドキですし、それで前の自転車が停まったりしたら、こちらはまた発進でよろけることになるという、ひやひやの連続です。

半分以上進んだところで、前方にじぃちゃん発見。まったり自転車で走行です。
また、ぞの前方に若干の上りと登りきったところで右折のルート。
じぃちゃんの後ろをついていくも、じぃちゃん遅い...。

ここで抜きたくないが、このスピードで上り坂とコーナーは処理できないと判断し、大外からじぃちゃんを抜く作戦に。

おぉっと、やはりじぃちゃんは坂で減速。よし、左から(ベトナムは右側通行でございます)大きく巻いて抜くぞ。

大きく回って、右に、曲がって... おお、おおおおおお、切れ込みすぎる...、そこにじぃちゃん大回り!

(どしゃっ)

自爆ですよ。自爆。

今回、ケツヒットは免れましたが、右ひじを5cmほど擦りむきました…。
ひじの擦り傷なんて、何十年ぶりでしょ...。

ついでに、旗もとれるし…。

旗を付け直して、気合入れなおしてスタートです。

じぃちゃんは早々に追い越して、湖を伝って走ります。

この湖畔ルート、自転車専用道ではないんですが、車のスピードオーバー対策にところどころに道路のペイントで洗濯板なガタガタをつくってるんですね。
これ、リカンベント、つらいですよね。

頭が直接揺らされます…。

あと、ついでに振動でペダルから足が外れます…。
みなさん、どうやって地面の凹凸対策されてるんでしょうか…。

クリートシューズを使ってるんですけど、まだ固定するのが怖くて...。笑

そんなこんなでラストスパート。


ちょっと景色のよさそうな場所で記念撮影。

ナビ用にiphoneつけてるんですけど、顔と近すぎて、老眼で地図が見えない...。
ちょっと困ったもんですね...。

無事、ヒトコケで初ホータイ一周完了!

慣れるしかないっすな。うん。
どんどん乗るぞー。

2015年8月2日日曜日

早朝公道アタック!

尾てい骨、まだ痛いです。
多分、捻挫か脱臼していると思われます。泣

でも、どうにもならないよな。尾てい骨だもんな。
ま、なんとなく時間が解決するでしょう。

ところで、先週の経験で得たこと

・上半身の力が入ると、ほぼコケる。
・ハンドルは強く握らない。ハンドルで操作できるのはまっすぐ立てたときのみ。
・ほぼ手放し運転と同様のイメージ
・ケツと背中でバランスを取る

とりあえずスタートはダサいけどハンドル立ててスタートするしかないな。

今日は4時半起きです。真っ暗です。でもCATEYEのHL-EL540つけちゃったもんね。
暗くても大丈夫さ。

いそいそと駐車場は手押しで進み、公道に到着。
うん、まだバイクもまばら。自転車の物売りのおばちゃんくらいしか走ってない。

「根拠はないが、いける気がする…。」

ハンドルを立ち上げて三角座りをするように漕ぎ始めます。

「お、お、お、おー。進んでる気がするー。」

シートに背中付けてもいいかな。
お、いけるいける。

ただ、曲がれないー。いや、曲がりたくないところでヨロける。
日中帯にやってたら、すでに3回死んでるな…。

上半身の力を抜くことと、尻よりも背中に体重をかけることで、ペダルに連動するヨロけがなくなった気がします。

バックミラーは両方つけてるけど、調整するの忘れたので走行中に調整を試してみると

「おおおおーーっとっと」

転びかけましたよっ!あれくらいのちからでハンドル触ってもバランスを失いかけるんですよね。
なんとナイーブでセンシティブな乙女のような自転車なのか...。

すくっと停まって、ミラー調整です。
最初から横着すんなってことですよ。はい。

闇の中をそのまま3kmほど走ってみました。

うん、なんとなく行ける気がするぞ。
でも、対向車とか、追い越し車が至近距離を抜けるときなんぞ、体に力はいっちゃうよな。
下手すると車のボディーに自分からアタックですよ。

慣れるしかない...。場数を踏んで慣れるしかない。

とりあえずの公道デビュー、無事終了!